職人と呼ばれる人々 - １２選 -

マクロビオティックや食育といった言葉に代表されるように、体に良い食べ物を求める声が大きくなってきました。

製パン業界にもこの波は例外なく押し寄せていて、天然酵母パンであるとか、体に良いとされる成分を含んだパンなどの登場によって時代の流れに沿っているようです。

パン職人とは、そういった様々な需要に応えながら、世の中の台所の中枢を担ってきた大切な仕事です。

大手製パン会社もいくつかありますが、やはり私たちに身近な存在である町のパン職人は、欠かすことのできない存在です。製菓系専門学校や、調理学校を卒業し、大手や地元の製パン店に勤め、数年間の修行の末に、自分のお店を持つというパターンがもっとも多いようで、その間に、自分の求める商品を少しずつ具体化していくという過程を経ているようです。

日本人にとっての主食とは米です。ですが、米を炊くという作業にかける時間は意外と独り暮らしの人間にとっては大きなウェートを占めていて、手軽に食べれるパンの方が少しずつ勢力を増してきたようです。

今後、この版図がどのように変化していくのかはわかりませんが、私たちに不可欠な存在であり続けることは間違いなさそうです。